Yae’s life

僕が学んできた様々な文献、論文をもとに日々の生活を少しでも良いものにしてもらおうと思って、役立つ研究内容やその具体的使用法を解説していきます

印象に気を付けた方が良いんだが

今回は人間が物事に対して抱く印象について書いていきたいと思います

 

 

 

具体的な部分より、概要が重要

イリアム・H・デスボージズの研究で以下の実験を行いました

 

海への原油流出をきっかけに、海鳥保護の寄付をつのる実験を行った

Aチームには

  「2,000羽を救うためにいくら寄付するか?」と尋ねる

Bチームには

   「20,000羽を救うためにいくら寄付するか?」と尋ねる

Cチームには

   「200,000羽を救うためにいくら寄付するか?」と尋ねる

 

皆さんは

どのチームが最も寄付を得ることが出来ると思いますか?

少し、考えてみて下さい

 

 

結果

A...平均80ドル

B...平均78ドル

C...平均88ドル

という結果になった

 

ここから、鳥の数と寄付額との関係はほとんどないことがわかる

 

つまり、

私たちは詳細な部分より、概要の部分、その物事から得られる印象の方を重要だと感じるのです

 

2,000羽と聞くと「沢山の鳥」をイメージしますよね

じゃあ、20,000羽と聞くとやっぱり「沢山の鳥」

200,000羽でもやっぱり「沢山の鳥」

数字でみたときの量は違っても、そこから受ける印象が同じ場合、行動に差は生まれないのです

 

そして、私たちの判断基準の大部分は印象によって下されます

相手に良い印象を与えたいのならば、何か大きなことを行うのも勿論有効なのですが、労力を考えると小さな事を沢山行う方が少ない労力で済むということです

 

いかがでしたでしょうか

今回の印象については

  • 意中の相手に良いところを見せたい時
  • 仕事相手に良い印象を与えたい時
  • 周囲から好印象を持たれたい時

など、様々な応用が効くと思います

 

今回はここまでとさせていただきます

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました

それではまた

 

受験生必見‼︎ テストで10%成績が良くなる方法が分かった件

今回はスタンフォード大学リチャード・アルパートの実験で分かった

テストの成績を10%上げることが出来るかもしれない

実験について書いていきたいと思います

 

f:id:yae_life:20181020074118j:plain

 

学習阻害

被験者の大学生に数学のテストを受けてもらいました

 

テスト1回目に被験者たちは

テスト前に「これは練習です」と言われる

 

テスト2回目に被験者たちは

テスト前に「グループごとの成績に従って賞金が分配されます」と言われる

 

 

さて今回のテーマである

成績が10パーセント上がるのは1回目でしょうか?それとも、2回目でしょうか?

2回目はお金がもらえるしその分やる気も上がるような気がしませんか?

 

 

結果

1回目の方が10パーセント高得点だった

しかも、

得点差が最も大きかったのは、普段の成績が優秀な学生だった

 

 

つまり、

人間はプレッシャーを感じることで、脳のワーキングメモリがいっぱいになり

普段のパフォーマンスを発揮できないということです

皆さんも、普段は出来るのに

いざ、本番となると思ったようにできなかった

という経験1度はあると思います

 

これは無意識のうちにプレッシャーを感じてしまし

脳のワーキングメモリがいっぱいになってしまっているせいなのです

 

 

対処方法

まず、一つ普段からプレッシャーのある環境で行い慣れるということは有効です

そのために、模試など行われるのですが

学校で模試を受けても、周りは見知った人ばかりであまりプレッシャーを感じないと思います

ですので、学生の皆さん外部の模試を受ける機会を増やすことを強くお勧めします

 

他にもワーキングメモリに関する様々な研究はでています

この話は今後の記事で書いていこうと考えていますので

興味があれば是非お待ちください

 

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます

それでは

選択肢って多い方が良いの?

今回は選択肢が多い時か少ない時、どちらが選択を行う際に良いのかを書いていきたいと思います

 

f:id:yae_life:20181017234243j:plain

 

全く選択肢は◯◯に限るぜ

皆さんが買い物をする際に選択肢(つまり商品の種類)が多い時と少ない時どちらが良い買い物をしたと感じますか

 

これは

コロンビア大学ビジネススクール シーナ・アイエンガーたちの実験で

スーパーの店頭でジャムを販売しました

 

試食用として6種類のジャムを提供したところ、とても好評であった

 

別の日に、試食用に24種類のジャムを提供したところ、より多くの人が集まった

 

まあ、そうですよね多くの種類があった方が人が集まりますよね

 

結果

24種類の時は、試食をした3%

6種類の時は、試食をした人の30%がジャムを購入しました

 

あれれーおっかしいぞー👓

 

24種類の方が人は集まったにもかかわらず、購入者数は6種類の10分の1

 

理由

人間は選択肢が多すぎると、選択を苦痛に感じてしまうんです

デスクの上の仕事、抱えるプロジェクト、付き合うコミュニティなどは増えても5、6個にしましょう

 

大切なことは、モノタスク

ひとつのことに集中することなんですよ

 

今回はここまでとさせていただきます

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございまうs

それではまた

目標の立て方 多め?それとも少なめ?

今回は人間が目標を立てる際にどの程度で立てるのが理想なのかを語っていきたいと思います

f:id:yae_life:20181017232549j:plain

目標設定と持久力

結論から言うと

目標は多めにしましょう

 

社会心理学者エレン・ランガーの実験で分かったことなのですが

 

ジャンピングジャンプを50回するとしたら、何回目ぐらいで疲れると思うか?と聞いた結果、ほとんどの人が「30回ほど」と答えました

 

ジャンピングジャンプを70回するとしたら、何回目ぐらいで疲れると思うか?と聞いた閣下、ほとんどの人が「50回くらい」と答えた

 

つまり、人間は多く立てて

「まぁ、8割くらいできたからOK」

と思った方が良かったということです

 

受験生の皆さん、例えば模試のない日曜日に今日は1日勉強するぞ、14時間は勉強できる!と思っていたのに全然出来なかったということはありませんか

そもそも、目的の100%を達成させようとするととてつもない意志力(ウィルパワー/今後の記事で説明します)を消費します

ですので計画を立てる際には達成したい目標のちょっと上ぐらいを設定すると良いかと思います

 

今回はここまでとさせていただきます

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます

それではまた

 

成功を獲得する口癖があった件

今回はある口癖をすることによって成功を引き寄せることができるという事をしていきたいと思います

 

成功を引き寄せるグロウスマインド

バート・ウッドたちの実験で以下の内容を行いました

 

90人の被験者を3人1組で30組のグループを作る

Aチームの被験者は

「マネジメント能力はある人はあるし、ない人はない」と考えている人たち

Bチームの被験者は

「マネジメント能力はいつでも伸ばすことができる」と考えている人たち

 

彼らにある経営シミュレーションの課題を与えると

時間が経過するにつれてBチームの方が成績が良くなっていった

また、意思決定をする場面で両チームに以下の特徴が見られた

 

Aチームは自分と相手はどちらが優れているかを気にし、アイデアを出しても叩かれることを恐れたが、

Bチームは率直に自分の意見を言い、ためらうことなく反対もした

 

 

つまり、自分たちは成長できるということを意識していると考える力が付くという事だ

f:id:yae_life:20181017231410j:plain

 

具体化

学校や職場でさりげなく可能性を表す言葉を使うように意識しましょう

人間はとなりに座る人にも多大な影響を受けます

(となりに生産性の高い人がいる事で自分も33%効率が上がったという研究結果も出ている)

つまり、あなたが可能性を示し周りの思考力が上がると、あなたにもその影響がかえってくるという事なのです

 

今回はここまでとさせていただきます

ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます

それではまた

「笑顔」とは‼︎ 暗闇の荒野に‼︎ 進むべき道を切り開く事だッ!

今回は人間の笑顔の影響について書いていきたいと思います

f:id:yae_life:20181014191637j:plain

 

笑え!
強くなりたければ、笑え!
死んでしまいたいほど悲しい時、何もかも捨てて逃げ出したいほど苦しい時、その中ですら笑える者は強くなる。

社会心理学者フリッツ・シュトラックたちの実験では以下の内容を行いました

 

被験者である学生に鉛筆をくわえてもらい漫画を読んでもらう

 

Aチームの学生には

鉛筆を横向きにくわえてもらう

(笑顔のような表情になる)

 

Bチームの学生には

鉛筆を縦向きにくわえてもらう

(不満げな表情になる)

 

 

 

結果

Aチームの方が、Bチームよりも多くその漫画を「面白かった」と回答した

 

 

 

 

つまり

「笑顔」で作業を行うことによって物事を楽しむことができる

今回の実験では顔の筋肉を動かさず鉛筆という道具を用いて物理的に「笑顔」にしました

それでも僕たちの脳は楽しいと錯覚を起こすことが分かります

これから皆さんが楽しくないことに取り組む際には是非アドレットのように笑ってみてください

(大方気持ち悪がられますので、声は抑えるように)

 

今回はここまでとさせていただきます

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました

 

とりあえずPVが増えるまでは

ある程度の質で数を増やしていこうと考えています

読むのにそこまで時間はとらないと思いますので

これからもよろしくお願いします

 

それではまた

 

強要?尊重? やる気に関わる研究 〜何でもはやらないわよ、やりたいことだけ〜

今回は人間が物事に取り組む際のやる気に関する科学について書いていきたいと思います

f:id:yae_life:20181014184609j:plain

 

 

心理的リアクタンス

 

ペンシルベニア大学 社会科学者ジェームズ・プライス・ディラードたちの実験で以下の内容を行いました

 

学生たちに「デンタルフロスを使った歯の手入れ」の効果について伝えます

 

Aチームには

「やった方がいいのですが、やりたくなければやらなくても結構です」といった優しい雰囲気で伝えます

 

 

Bチームには

「やった方がいいので、必ずやってください」といった威嚇的な雰囲気で伝えます

 

 

 

結果

Aチームの方がデンタルフロスを習慣づけることに対してはるかに高い意欲を示した

 

 

 

つまり、

なにかをやって貰いたい時は、相手の自主性を重んじた方が、望む結果を出しやすい

ということです

 

どれだけ相手のことを気にかけて指導しても、素直に従うとは限りません

周りに迷惑をかけることや危険を伴うこと以外は、相手に選択肢を与え見守る立場をとることが良いのです

そうすることで相手は意欲を示す可能性が高くなります

 

今回はここで終了です

それでは

超交渉術

今回は、他人にものを薦める時に行うと良いテクニックの解説を行いたいと思います

 

 

薦めたいものは◯側に置け!

リチャード・E・ニスベットとティム・ウィルソンの実験で以下のようなことを行いました

 

ストッキングをA・B・C・Dと4足並べ

被験者たちにA・B・C・Dの順番に見ていってもらい、

手に取った時の感触や耐久性などから最も優れているものを選んでもらう

f:id:yae_life:20181014172719j:plain

 

 

 

結果

評価は一番右に置かれたDのストッキングがいちばん高く、C・B・Aと続いた

また、Dのストッキングを最も優れていると評価した人は、Aのストッキングと比べ、4倍多かった

 

評価の理由を聞いたところ、

伸縮性・フィット感・光沢感・編み方などの違いが挙げられた

 

しかし実際は4足とも同じものであった

ブランドも形も、色も、素材も、全く同じものであった

 

 

つまり、

人間は右側にあるものをより優れていると捉える傾向があるということです

 

具体化

もし、あなたが友達や交渉相手などにものを薦めたいのであれば、相手側から見て右端に本当に薦めたいものを置くようにしましょう

 

 

今回はこれで終了です

 

それでは