Yae’s life

僕が学んできた様々な文献、論文をもとに日々の生活を少しでも良いものにしてもらおうと思って、役立つ研究内容やその具体的使用法を解説していきます

目標設定に必要なのは理由?それとも行動?

今回は一発目のメソッドということで目標設定について書いていきたいと思います

 

 

みなさんも何か達成したい事があったらまず、目標を立てますよね

 

例えば

   「TOEICで900点を超える」

   「センター試験8割」

   「毎日本を読む習慣をつける」

   「早寝早起をする」

といった具合に

 

 この目標を達成しようと思っても、1日2日3日…と日が経つうちにどんどんメンドくさくなって、またできなかったと自己否定に走る事ありませんか?

(僕はよくそうなってました)

 

 

心理学者が語る成功する目標設定

 心理学者ヤーコブ・トローペとニラ・リーベルマンの実験では学生を対象に以下の実験を行いました

 

学生に次のようなお願いをします

 

 

                                簡単なアルバイトです        

                         人間の行動に関する調査のため、

                     アンケートの協力をお願いしています。

                         3週間以内にアンケートの回答を

                   送ってくれた方には謝礼を差し上げます。 

 

 

上記のお願いをする前に二つのチームにわけ、それぞれ次のことを行ってもらいました

 

1,「日記を書く」

    「銀行口座を開く」

    「旅行をする」

     など10個の行動を見せて、人間はこれらの行動をなぜするのか、

     理由を書いてもらいました

 

2,「日記を書く」

    「銀行口座を開く」

    「旅行をする」

     など10個の行動を見せて、どのようにすればそれができるのか、

     具体的な手順を書いてもらいました

 

 

さあ、皆さんはどちらが重要だと考えますか?

ここで少し考えてみてください

 

 

 

 

結果

2のチームの学生は1のチームと比べて、平均10日早くアンケートの回答を送った

 

 

 

皆さんこの結果から何が読み取れるかわかりますか?

 

行動の理由を考えると行動力が鈍くなり

何をすべきか?に意識を向けると具体的な行動をしやすくなる

 

ということです

 

 

解説 

 僕たちは面倒臭いことや嫌なことが起きた時、

「どうしてこんなことになったんだ」

「なんで、こんなことをしなきゃいけないんだ」

と〝理由″を考えてしまう癖があるのです

 

この思考回路を改善しない限り、行動力をあげることは困難です

 

もし皆さんがこれから先

理由探しに思考が占領された時には、「まず、どうしたらいいだろうか?」と手続きに意識を向けることをしていくようにしましょう

 

 

具体化

 ではこれらの内容を生活に落とし込みましょう!

例えば

「朝いつもより早起きして、英語学習しよう」

 

と目標設定するのではなく

 

「朝6時に起きて、台所に行き水を飲んで目を覚ました後、前日の夜に机の上に用意しておいたテキストの過去完了形のページを開き、チャプターをする」

 

といった具合に具体的な行動内容も考えるようにしましょう

 

今回はここら辺で終了とします

 

今回の行動を考えるということも重要なないようですが目標設定に関する研究は一度では説明できないほどたくさん存在します

 

興味を持った方は是非今後の内容もご覧ください