強要?尊重? やる気に関わる研究 〜何でもはやらないわよ、やりたいことだけ〜
今回は人間が物事に取り組む際のやる気に関する科学について書いていきたいと思います
心理的リアクタンス
ペンシルベニア大学 社会科学者ジェームズ・プライス・ディラードたちの実験で以下の内容を行いました
学生たちに「デンタルフロスを使った歯の手入れ」の効果について伝えます
Aチームには
「やった方がいいのですが、やりたくなければやらなくても結構です」といった優しい雰囲気で伝えます
Bチームには
「やった方がいいので、必ずやってください」といった威嚇的な雰囲気で伝えます
結果
Aチームの方がデンタルフロスを習慣づけることに対してはるかに高い意欲を示した
つまり、
なにかをやって貰いたい時は、相手の自主性を重んじた方が、望む結果を出しやすい
ということです
どれだけ相手のことを気にかけて指導しても、素直に従うとは限りません
周りに迷惑をかけることや危険を伴うこと以外は、相手に選択肢を与え見守る立場をとることが良いのです
そうすることで相手は意欲を示す可能性が高くなります
今回はここで終了です
それでは